期待されない女子社員 6
何が彼女たちをそうさせるのでしょうか。
日本的な企業に勤続しているうちに、自分たちが現在のみならず将来とも責任ある地位を与えられないだろう、ということを理解するからです。
同じくこの「働くことの意識調査」で、彼女たちが将来どのポストまで昇進できると思っているかをみると、社長、重役、部長、課長いずれも0・5%前後であり、一般職(ヒラ社員)が3割、どうでもいいが54%となっています。
日本的経営におけるインセンティブは金銭的報酬ではなく、ポストであり序列ですが、女子社員は昇進への希望をまったくもっていない(もち得ない)のであるから、それを求めて一生懸命働くということがほとんどなく、競争圏外の気楽な労働力にとどまっているのです。
このように、日本的経営において女性は周辺的存在として位置づけられてきていますが、今後女性の職場への進出が続くとどうなるでしょうか。
保育所の整備、育児休業の普及、週休2日制など、女性が勤続しやすい体制が整備され、家計のサイドからは妻の勤続が望ましいということになると、女性の勤続年数が伸長することは避けられない傾向でしょう。
その時に相も変らず、女性を排除した雇用管理体系、人事管理が維持されたとすると、モラルの低い女子社員は、賃金より相対的に低い生産性しかあげないということになります。
これは、企業自身にとっても決してプラスとはいえないでしょう。