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2011年01月 アーカイブ

都市づくりを考える 3

前回のべたような運動と連動させながら、川崎製鉄の膨大な土地を市街地化すれば、千葉市の姿は一気に変わってくるでしょう。


国際的な視点からみても、海岸沿いに明るくて質の高い水際都市がつくり出せると思います。


その際、千葉港周辺地域、それに川崎製鉄敷地両方に共通して考えてもらいたいことがあります。


それは工場跡地や埋立地の土地利用転換は、必ず既成市街地の再開発と結びつけてもらいたいということです。


過密な中心市街地の住民や企業は、この海岸沿いの土地に移り住んでもらい、既成市街地にあるこれらの住民や企業の土地は、再開発のための公共用地として使用するという原則をうちたててもらいたいのです。


・・・そうなれば川崎製鉄の敷地が再開発される場合に、そこには小規模な宅地が一定量、計画的に配置されます。


これらの土地を手に入れた市民や地元企業の建物が数多く再開発地区内に建てられます。


このような街のたたずまいは、意外とヨーロッパ型の、小粋で洒落たきめのこまかい雰囲気になるかもしれません。


何も大企業のみを対象にした超高層のオフィスビルやホテルをつくるだけが再開発ではありません。

都市づくりを考える 4

率直にいって千葉県や千葉市には、ヨーロッパ型の時間と歴史によって豊潤に熟成された豊かな文化・・・


あるいは西日本の都市がもっているしっとりとして密度の濃い街のたたずまいがないと思います。


このような要素こそ、今の千葉県や千葉市にとって必要なものでしょう。


そういう街の雰囲気はただ黙っていてもできるものではありません。


したがって意図的にそのような文化がうまく育つ街づくりの一番手としてこれら川鉄や千葉港の敷地を考えてよいのではないでしょうか。


そのためには小規模地主を数多く計画的にこれらの敷地に誘導し定着させ、彼らにふさわしい中層程度の一戸建の建物を並べてゆくことが絶対に必要になってきます。


この要素が欠けると、新しい市街地には人間の住む街の匂いが生れてこないのです。


千葉市から浦安市までの地域に存在する他の埋立地では、ゆとりをもって考えることができないほど短い時間で、最終的土地利用が決められてしまいました。


ところが川崎製鉄は鉄を作ることが本命の会社であって、不動産利用が本命ではありません。


鉄が順調であれば、埋立地を早急に他の土地利用に転換する必要はないでしょう。


ゆっくりと良い街をつくっていくという観点からみれば一番ふさわしい会社であり、ふさわしい場所なのです。

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