健康が問い直される時代 2
そのときは2、3回の治療で完全に治り、それ以来、こんにちまでずっと健康をたもっていたといいます。
それでもオステオパシーの治療が忘れられず、またたずねてくる気になったらしいのです。
男はその数週聞前に胸にとつぜんひどい痛みを覚え、救命救急室に運ばれましたが、丸2日、考えられるかぎりの検査をしてもとくに異常は見つからず、鼠踵部の感染かもしれないといわれました。
・・・ところが、処方されたくすりが100ドル以上もするしろもので、なんの効果もなかったというのです。
そこでわたしに電話をかけてよこし、数日後にはわたしの治療室に座って、病歴と生活歴にかんする微にいり細をうがつ問診を受けることになったというわけです。
男ははじめ、問診のこまかさに閉口したらしく、うんざりした口調で、病院の先生は痛みにかんするきまりきった問診以外はしなかったといいました。
しかし、そのうちリラックスしてきて、自由に話すようになりました。
およそ30分間、男は自分の生活についてあれこれ話してくれましたが、まだ足りないと感じたわたしは、もっと話してくれと頼みました。